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防音壁 効果

防音壁の効果とは?

ANS防音コンサルタンツ株式会社

工場・駐車場などの屋外防音壁・屋内防音壁の設計・コンサルタント

 
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防音壁の効果とは、防音壁を回り込んでくる音(回折音)と直接防音壁を透過する音(直接音)の合成レベルです。
回折音は、行路差の距離により減衰量を計算し、直接音は、防音壁の遮音量を実測値(実験値)・質量則などの計算により算出し、回折音と直接音を合成します。
 
   
 

■ 防音壁の回折効果 計算方法

防音壁・遮音壁
 
グラフから防音壁の減衰量を求める場合 
防音壁 効果   遮音壁 回折効果
 音源が点音源に想定できる場合の防音壁効果   音源が線音源に想定できる場合の遮音壁効果
   

■ 防音壁の回折効果 計算例

防音壁の効果 計算例 平面平面図
防音壁計算例 断面
断面図

防音壁効果予測計算結果

壁高さ 仮想音源騒音レベル 受音点騒音レベル 減音効果
3m 75dB(A) 43dB(A) -15dB
4m 39dB(A) -19dB
*上記計算は参考値です。
*計算結果には暗騒音、防音壁の背後、側面の反射音は考慮しておりません
*騒音源の周波数特性、位置などにより計算結果が異なります。
*上部に吸遮音ルーバーや消音スプリッターを設置することによりさらに効果を上げることも可能です。

■ 防音壁の遮音性能の計算
 
  防音壁の効果は、防音壁を透過する音にも注意が必要となります。単一部材の遮音性能は、入射音の周波数と材料の面密度の対数に比例します。(質量則)つまり、材料の重量が増えると遮音性能があがります。しかし、質量則では、重量を2倍(同一材なら厚みを2倍)にしても6dBしか遮音量は増加しません。この質量則以上の遮音量を得るには、部材間に空気層をとった二重壁を構成することにより可能となります。
 
○質量則による防音壁遮音量の計算
垂直入射;TL0=20log10fm42.5
拡散入射;TL=TL010log10f0.23TL0
f[Hz];入射音の周波数
材料の面密度;m[kg/]
m=ρ×t ρ;密度[kg/m^3]、t;厚さ[m]

 
   
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